被爆体験

018浜田市折居町の大麻公民館で「8.6平和のつどい」が開かれた。浜田市在住の被爆者2人の話を聞き、平和への誓いを新たにした。当時、16歳の学生だった田中さん(88)は帰宅中、広島駅近くで被爆。全身やけどで腕の皮が振袖のように垂れ下がり、ウジが傷口に入り激痛の日々を送ったことや、戦争が多くの命を奪い、人生を狂わせたと涙ながらに語った。古原さん(91)は、19歳のとき大野陸軍病院(現、廿日市市)で、看護婦として勤務中に被爆。その日から運ばれてくる人の救護にあたった。運ばれてきた5歳の女の子に抱っこをせがまれて抱いていたが、手がしびれてきたので抱き直そうと声をかけるともう息がなかったと、その時の様子を声を絞り上げるように語った。古原さんは「今でもその時の悲しみは忘れることができない。命を大切に生きてほしい」話した。

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