ほど遠い現実

s-IMG_71607日は、江津市後地町のカフェ「風のえんがわ」で東日本大震災後に県内に自主避難している人たちの交流会の取材でした。福島や関東などから美郷町や大田市、江津市などに移住した12人が集まりました。避難者らに安心して島根で暮らせるようにと、市民団体「311ご縁つなぎネットワーク・わっかラボ島根」が開きました。意見交換では「地域から理解されず帰らざるを得ない人もいて寂しい」といった悩みや、福島では避難指示が解除されても町が荒廃し、安心して暮らせる環境になっていないことなどが語られました。学校や職場でいじめがあるようで悲しいですね。空間線量は原発事故前のレベルには戻っていないのに、移住先の人たちからは「帰宅困難区域が解除されてるになぜ帰らないの。帰って地域の活性化に協力すべき」などと言われ、地元の人たちが真実を知らなくて困っているという報告もありました。帰還者と避難者の双方を支援する政策策定・実行が急がれます。衆議院選挙で各党がなぜ政策の柱にしないのか聞きたい!

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ほど遠い現実 への2件のコメント

  1. 沖田伸治 より:

    今日は77回目の山頭火の忌日で、生地の防府市の
    護国寺にお母様と眠っておられます。
    「一羽来て啼かない鳥である」珍しいので、かまわれたり
    放射能汚染を受けたのでは、、、なさけなや 皆、国や東電に
    虐められてなを足りずに避難先でもいじめられる。当時の
    政権は何をしたのか?取り返しのつかないことをして、、、。

    • admin より:

      国民から国政を委ねられた「全国民的な政治家」として、その一人一人の「全国民的な政治家」の「総和」として、未曾有の複合危機に対処するため政党所属のいずれかを問わず、人としての良心をどこまでも深め、人間としての理性をどこまでも研ぎ澄まして、これ以上一人の自殺者も困窮者や不安者も生み出さない「完全な救済と保障の政治」に徹底すべきだと思うのですが。

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