昨年は、壁ばかり撮っていた。さて、今年はどうしようかと年末から考えてきたが、私の場合はやはり路上を徘徊することでしかないという結論に達した。但し、視点や撮り方を変えなければならない。自分の感情を一番に置き、感じたら、感じたままにシャッターを押すこと、いろいろ考えて撮っているとつまらない写真になってしまう。考えるのは後から考えればいいと思う。言葉や文章では表現できない写真を目指そう、それが写真の本質だと思うから。言葉や文章で表すことができるようでは愚作なのだ、そのためには「いい写真」の常識から飛び出し、意味を排除し、感情だけで撮っていきたい。