戦後の日本は、二度と戦争はごめんだという共通の思いがあったではないか。なぜあんな悲惨な戦争をしたのか。国民の想いは「非戦」ではなかったのか。まさか戦争の準備に向かう時代になるとは誰も思っていなかったはずだ。安倍政権は「成長」をかざす一方で、もう一つの国家改造を目指している。それは「戦争ができる国」を「取り戻す」ということ、だが、それにはいくつもの障害がある。一つは国内の抵抗、もう一つは近隣諸国の反発、それにアメリカとの関係だ。国内の抵抗には、選挙や政治の争点をひたすら「経済」にしてはぐらかし、近隣諸国の反発には無視しながら、後ろ盾を日米安保と軍事化に求める。「戦争ができる国」はアメリカの一部が後押ししている。ただし、アメリカは肩代わりに使える兵力を求めているのであって、「日本軍」の復活を求めていない。元々、アメリカは日本を戦利品として利用しているだけなのだ。石油利権を背景に「解放と民主化」を掲げたアメリカの戦争は、とうとうイラクとシリアにテロによる「イスラム国」を生み出すことになった。いまではアメリカでさえ戦争に「勝つ」ことはできなくなった。日本が支援すれば、世界の混迷を深めてゆくだけだ。いったい私たちは何ができるのか。いま、資本主義のシステムの破綻がさまざまに語られている。「成長」が繁栄をもたらし、人々を豊かにするという幻想に迷わされてはいけない。根本的な考え方の変更が私たち一人一人に求められているのではなかろうか。
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人間というものは、なぜ争い会うのでしょうか。イスラム教でもキリスト教でも仏教でも、人を殺していいなんて書いてないのに。イスラム国は国と名乗りたいのなら、誘拐して身代金取るなんてせずに、畑耕して作物作ってその合間に外貨を稼ぐことをコツコツとしなきゃ国にはならないのに。どうして皆仲良くできないのか・・。
日本も、アメリカに反抗できない立場。難しいですね。今回の件も大変。
完全に、戦わない国にしなきゃ。
そうだね。日本人は強引さがなく控えめなことが美徳とされていますが、グローバル化する社会で、世界に視野を広げて、海外の出来事も普段から話し合うようにならなければいけないね。
でも、どう?
アメリカに負けた日本は、独立はしてても、アメリカの言うなりだし、反抗はできないのが実際の現状。沖縄の米軍基地も、反対している反面、そこが職場で生活している人もいるわけだし。
イスラム国、原油が下がったから、お金に困って誘拐しいて身代金取らないとお金がないらしい。
お金を渡すと、テロの資金源になるからダメなのはわかるけど・・・命は?
どう見ても今の日本はアメリカの仲間に見えるよねえ。
米国の仲間と言うより、米国の植民地。
利用されてるだけだよ。