夢の町

新緑萌える五月の山並みを見ながら車を走らせる。やはり私は町が好きだ。壊れそうな廃工場の洗面台、スナック、錆びた自転車、廃タイヤ、壊れかけの換気扇、のろのろと、うろうろと撮り歩く。しかし、なぜこんなところまでわざわざ来てしまうのか?自分でも解るはずはないのだが、こうして何かを探している途上で、もし、おぼろげながらも何かが垣間見えればウレシイ。それで何か見えたのかと聞かれれば、「ほっといてくれ」と言うしかない。・・・・・これまでいろんな町へ行き、いろんな場所に足を踏み入れ、いろんな事物を撮ってきた。それぞれその町特有の匂いがあり、特有の光と影を感じれることがシアワセだ。一方で、私が身を置いたその場はすべて繋がり「ある一つの町」となり、「その町」に住み、生きてきたような感覚が常にある。アレアレ、ワンマンショーか!はたまた妄想癖のある爺々一匹なのか?

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