やはりNO

 

 

 

 

 

 

 

 

白血病を告知された日、2004年7月16日。一ヶ月の闘病生活で考えたことは=老いることも、死ぬことも、生半可ではない。どれほど困難なことか。家族がいようといまいと、かたわらに誰がいようといまいと、結局は孤独な一人の戦いで、それを自力で乗り切らねばならないこと。=自分の命を充分に使ってきただろうかと自問したとき、答えはNOであり、情けない、哀れな自分がいたこと。=死ぬことを知らなくては人はきちんとは生きられないこと。=若さや、美しさや、情念や、富や、地位や、世間的能力など、うつろい行くものすべてを、根こそぎかき出してみれば、後に残る骨組みは、万人共通の老・病・死があるだけ。=日々生きゆく姿は、日々死にゆく姿だと思えば、眼に映るすべてのものが有り難い。=人間は死ぬべき時に死なず、ただその時が来たら死ぬもんだ。=他者の死は、必ず思い出に変わる。思い出に変わらないのは、自分の死だけである。・・・・そんなことを考えていた・・・・

あれから11年、わたしは自分の命を充分に使ってきただろうか?・・NO。

 

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やはりNO への2件のコメント

  1. 沖田 伸治 より:

    20日は土用・23日は大暑と 酷暑がやってきます。
    台風の余波の中祇園祭の山鉾巡行は決行されました。
    ご苦労なことですが、後祭りもあるのに、?これも生き行く有様?
    二枚舌の政治家や嘘つきの首相に騙され・騙される私達
    世界中の政治家は同じ穴のムジナか、ムジナも怒るで?
    これからでも遅くはありません善く生きましょう。(どこの駅でしょうか)

    • admin より:

      梅雨明けしましたね。確か長門と美祢をつなぐ美祢線(?)の
      どこかの駅だったと思います。政治家の言葉の裏に事実が隠されていますから、
      国民も騙されないように、真実を知る力を身に着けなければなりませんね。

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