福塩線

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福塩線沿いの町、府中市を歩く.古びた二階建て木造アパート、今も誰かが住んでいる。一階の左側にはお好み焼き屋が入っていたようだ。中央の入り口には集合郵便受け?らしきものが・・・。「福」とは福山のことであるが、「塩」とはどこであろうかと地図で探すと三次市の塩町であった。そんな見知らぬ町、道、森林、河、草原、路地、線路、尽きることのない風景の中に足を踏み入れる・・・・カメラ片手に見知らぬ町をホッツキ歩いているとそこで自然に暮らしているような感覚になってくる。放浪が終わって家に帰り、見てきた風景をボンヤリと思い返す・・・・・しばらくするとその異郷の町は見えなくなってしまうのだが、この身体を作り上げ、この心臓を動かしてきたのはそんな見知らぬ町なのだと思ってしまう。わたしの内奥でいつも脈打っているのは、いつも暮らしている町よりもずっと美しいそんな異郷の町なのである。

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