がん新薬

001慢性骨髄性白血病で、効果が高い分子標的薬を使っている。高額療養費制度を利用しても44,400円は支払わなければならない。年4回、12年間払ってきた。患者の中には、家計に与える影響が大きく、妻に内緒で薬の使用を中断。その後再発してしまい、亡くなった人もいる。高額療養費制度があっても患者負担は重すぎる。では、どうすればいいのか。残念ながら、難しい問題だ。病気を抱える私たちは、一層効果の高い薬を待ち望んでいる。しかし、それには多額の研究開発費が必要だ。新しいタイプのがん治療薬「オプジーボ」は、これまで治療が難しいとされていた進行性の肺がん患者のがんが縮小する効果が確認され、オプジーボの売り上げは急激に伸びているという。一方、この薬にかかる莫大な医療費が公的保険制度を脅かしている。国内の肺がん患者5万人にすべて投与した場合、年間約2兆円。現在の日本の薬剤費全体の2割に達する額となる。このような高額薬が公的保険制度に与える影響の大きさを考えれば、患者数の多い病気に適用を広げる場合は、薬価を見直すべきではないか。このままだと今のシステムでは、立ち行かなくなってしまいそうだ。

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がん新薬 への2件のコメント

  1. 沖田 伸治 より:

    まったく同感です、薬価制度の早急な見直しが、、、?
    1回の投与で約73万円の「ニボルマブ」、製品名オプジーボ
    効き目も高い?が薬価も高い新薬はこれからも増加するでしょうね
    C型肝炎薬のソバルディもそうです。安くて効く薬は無理な相談ですかね?
    、、、それでも治療は長期化もおかしい、私も18年にわたるIFN注射を
    してきましたが、いつもそう思っていました。オカシイ!!

    • admin より:

      公的医療保険制度は患者の自己負担、保険料のほか多額の税金でまかなわれていますが、将来の世代に負担を先送りするシステムでは、破綻してしまいますよ。

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