立春を過ぎて瀬戸内の街は10℃と暖かく、歩いていると汗ばむような良い天気だった。伝統的な写真表現から飛び出し、新しい創造的な写真を、新しいイメージと魅力を追う。壁のヒビ割れ・・・パチリ。電柱の傷・・・パチリ。駐車場のタイヤ痕・・・パチリ。路面の古釘・・・パチリ。錆びたトタン・・・パチリ。世間ははいろんなことを言うだろうが、とにかく大きな世界に向かって呼びかけていくつもりだ。呼びかけに返事があるかどうかはわからないが、絶えざる呼びかけの場に身を置いたことで、気分は爽快。今までにない喜びのようなものがある・・・・・
「ふりむくな ふりむくな うしろには 夢がない」 (寺山修司)
解説のせいでしょうかやっと被写体が何か?が解る
写真になりました。いずれも観たことのあるような
写真で、懐かしささえ憶えました。
新しいイメージで独自の世界を作ろうと
スタートしましたが、どうなることやら(笑)。