80歳のMさんが逝ってしまった。退職後、東京から三隅に帰ると、毎日、毎日、雨の日も雪の日も365日、大平桜や海老谷桜を撮り続けていた。自然を愛し、草花に詳しい植物図鑑の様な人だった。人は誰でも歳をとる。10年も経てばそれなりに風貌も変わる。変わるものもあれば、変わらないものもあるだろう。歳をとったからといって、遊ぶことをやめたりはしない。自由でいたいと思うし、自らを表現することはやめられない。Mさんもそうだった。社会はもっと働いて、お金を儲けて、消費せよと働きかけてくるが、人間は経済原理だけで動くわけではない。そういう私が自営業で暮らしているもんだから、絶滅珍種などと言われる。大切なことは本当に生きがいを持って自分自身をひらいて生きているかどうかだ。人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。誰もいつかは逝く。それでよい。
写真の日々
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桜のMさんは桜に魅せられておられたのでしょうか?
私も海老谷桜の復活を願うものの一人です、今年も
行って声掛けをしてこようと思います。お悔み申します。
今日7日は公民館で地方創生事業の一環で「国府の未来を考える集い」に
参加してきました。講師は 三浦大紀という方で、牛市町に事務所を構えて
㈱シマネプロモーションという会社?をしておられるようで、良かったです。
東京のサラリーマン生活では信州方面によく出かけていたと聞いていました。
高山植物の写真を永年撮っていたそうです。帰郷後は桜を愛でてましたけど
今年の花は観ることができずに逝ってしまいました。