撮られた理由が撮った本人にさえわからない。でも、見飽きない。立ち止まってしまう。いったい何を表しているのか?そのような写真の呼びかけには、返事が約束されていない。だからそれは同時に問いかけでもある。いい作品はそのことを知っている。これがすぐれた作品の正体だろう。私たちが作品に感動するのは、返事が約束されていないのに、それでもなおその呼びかけを止めようとしない作品が、確かに自分に届いていると思ったときだ。写真を撮るという行為は、この呼びかけと問いかけの世界に身を置くことなのだ。
写真の日々
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