今年も暇さえあれば、カメラを片手に路地ばかり徘徊してきた。初めての町はそれなりに新鮮味があり、魅惑的であった。私にはなぜか表街道より裏街道癖らしきものがあって、ことあるごとに路地裏を歩いている。「なぜ私はこんなところまで来て写真を撮っているのだろうか?」そんなことを考えながら、一年間、路上をうろついてきた。なぜ撮っているのかなどという、はなはだ漠然として、得体のしれないものを探し求めることは、つまるところないものねだりで、徒労で終わるのであるが、それだけにまた惹かれるのである。写真はアートだ、芸術だといったところで、所詮、あらゆる事物のコピーにすぎないのであるが、写真の何かを探しに行く途上で、もし、おぼろげにでも何かが垣間見えてくるなら幸せなことである。人の死亡率は100%、やがて消えゆく我が身なら、写真をするためだけに時間とカネを使い、合わないものは次々と削り取り、カメラを持った一人の爺々として自己中心的な生き方を実現することが、今のささやかな目標である。
今年の漢字は「安」でした、国民も漢字にまでなめられています。
また「女性が家の中に落ち着くさま」?皆働けっていいながら?
やはり狂っているようです。自分の足元でも見て暮らしましょうか?
写真は福山市の御船町あたりでしょうか?託児所は小六迄ですよ。
路地でサッカーに興じる子供なんだか「安」心が和みます。
御船町・よくわかりましたね。
うろうろしているうちに車を置いた場所が分からなくなり
オウジョウシマシタ(笑)