初冬の旅

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私たち人間には、確実な明日という日は持てない。明日への数々の約束事も、明日もおそらく生きているだろう、といった極めて不確かな期待でしかない。やがて消えゆく我が身なら生きている時間(現在)にしか意味がない。生きている時間(現在)、エネルギーを燃やせるものがあればそれこそが幸福というものだ。と、いう事で急きょ一泊二日の独り旅に出かけた。

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出かけて行っても撮るものは相変わらず私自身がその場所にいたこと、たまたま何かに感じて見たことの記録だけであるが、生きている時間を感じられる大切なひと時であった。今回の旅は、自分の固定化した日常の場所から、ちょっと瀬戸内沿岸の町に身を置きたいと言う、私の勝手な気分からである。尾道、福山、玉島と3つの町を徘徊した。≪生きるとは何か・・・・≫、≪写真とは何か・・・・≫などという得体のしれないものを探し求めたところで、さしあたってこれだ、というものもなく結局、徒労で終わったのであるが、やわらかな冬の陽ざしを浴びた瀬戸内の町は心地よかった。

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初冬の旅 への2件のコメント

  1. 沖田 伸治 より:

    先ほど多陀寺の住職さんが来られて年末の「真言講」の
    お勤めをしていただきました。お寺さんも、大忙しです。
    心と躰が喜ぶことをされて良かったですね。
    屋根のネコも暖かそうです。

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