「集団的自衛権の行使」とは、極東有事を想定した日米安保体制の枠を大きく超え、インド洋からホルムズ海峡までもその範囲を拡大している。安保法制整備では、自衛隊の行動範囲を際限なく、世界の「どこへでもいつでも」行動できる法案。その性格は単に米国と一緒になって戦争する戦争法案ではなく、戦前の侵略戦争を正当化し、再び日本の侵略国家をも意図したものである。安倍首相が言う日本の「普通の国」づくりとは、地球規模で展開する市場争奪、領有権争い、宗教戦争、民族紛争と、様々に人類がもたらす富と欲望、渇望と対立、抗争、様々入り乱れて戦争への危機、平和の危機、人類滅亡の危機が深まっている。
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