ドイツでは戦争犯罪を伝える施設がたくさんあった。館内の展示は、生々しく戦争が生む狂気に寒け立つ思いがした。日本人は犯されたことについては言うが、犯したことは言わない。ドイツ人は負の遺産をすべて開示し、検証し、償い続けている。償い、反省し、そこから世界平和を目指していると言う。日本はどうだろう?戦争にしても原発事故に関しても、誰も本当には責任を取っていない。戦後は結局、誰も悪くないということになってしまった。悪かったのは軍閥で、天皇も利用され、国民も騙されて、ひどい目にあった。原発の問題にしても、誰が加害者であるか追及されていない。これでは戦争の時と同じだ。気が付けばあれよあれよと時世が怪しくなってきた。戦後育ちの政治家や学者が『力は正義』と勇ましい理論を展開するが、その言葉の裏に『戦争なんて大したことではない』と聞こえる。彼らが戦争に行くことはないのだから。しかし、支持が増える野蛮な時代に進んでいる。この移り変わりを世間の皆さんに感じてほしい。『流されなさんなよ!騙されなさんなよ!』
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