成長神話の呪縛を捨てて

新しいエネルギー基本計画が出された。日本は脱原発のきっかけを又も失った。政府案は原発依存に終始、原発再稼働が前提となっている。私の店では「島根県再生可能エネ条例・直接請求」の署名を来店されたお客さんなどに書いてもらった。わずかではあったが8万3323人分の署名に合わせて県に請求したが、5日の総務委員会で否決されてしまった。3月11日、最終日の本会議でも否決されるだろう。情けなくて、情けなくて悲しくなってくる。3年前の3月11日、東日本大震災は私たちが当たり前だと思い込んできた日常がいかにもろく、プレートの上で暮らす日本人がいかに危険と隣り合わせであるか、身に染みたはずではなかったのか。日常が戻ればそれでいいのか?あの3・11の日に本会議で否決とは情けない。原発事故から人類がつくりあげてきた近代文明の限界が見えたのではないのか。再生の目標はどこにあるのか。再び世界の経済大国を目指す道ではない。経済成長だけを目指す時代は終わったのだ。今こそ、「進歩」から「循環」だと思うのだが・・・。

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