欲望の果てに

今日は久しぶりに晴れ間が広がっている。しかし、世の中は暗雲が覆う。政権が唱える「積極的平和主義」の根底に戦争の準備を進めるという考え方がある。特定秘密保護法を作ったのは「政府は戦争の準備をしていない」と嘘をつき、知る権利に鎖をつけるため。そして、原発問題では原発ゼロでも再生可能エネルギーにシフトすればこのまま経済成長できるという研究者や論者がいる。しかし、単なる「自然エネルギーシフト」だけでは根本的な意味をなさない。個々それ自体は有意義であっても、幸福のためには経済成長を良きものとみなす価値観に執着している限り、新しい文明をうみだすことなどできない。「現代文明と生活様式」を問わずして、破滅への道行きから逃れることはできないのだ。人類生存の基盤である「産業構造」そのものをこそ「農主・工副」・「循環型産業」へと根底的に変革すべきなのだ。「原発のない社会」とは新しい文明を生み出すことでなければならない。都知事選は有権者となる都民だけでなく、わたしたち一人一人の価値観、生き方がいま問われている。

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