人生は割に合わないもの

人間は生きているかぎり、厄介ごとに遭遇する。ごたごたが絶え間なく湧いてくる。そのごたごたを無くそうとしても、あるいは、こんなごたごたはこりごりだ・・・・・と思っても仕方がない。だって、そうだろ、生きている限りごたごたは無くならないのだから。ごたごたを嫌えば生きることを嫌うことになるわけだ。それよりも人生は「気晴らし」だと思ったほうがいい。自分はもうすぐ死んでしまう、どんなに懸命に生きても、命あるものはみんな死んでしまうと思えば心は平静になる。この不条理に向き合うことで、あとわずかな人生をかけ、この世界の矛盾と理不尽を考える方が生命力が湧き出て、生きていけるような気がしてくる。本当に自分が好きなことを探していけるような気がするのである。

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人生は割に合わないもの への2件のコメント

  1. 沖田 伸治 より:

    お大師様の言葉に、糸を合わせて綍(つな)と成し、塵を聚(あつ)めて山と為すと
    あります、一人ひとりでは為せないことが多い世の中ですが、皆で知恵や力を
    合わせば大抵のことは解決するのだと思います。
    糸を合わせているときにも、塵をあつめている時にも発見があるかもね、以外や
    自分の傍に好きなことはあるのかもしれませんよ。

    • admin より:

      「糸を合わせてつなと成し、塵をあつめて山と為す」なるほど、なるほど、
      まだまだ修行が足りませんねえ。

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